2024年3月28日、ナイジェリア、ラゴス―国際金融公社(IFC) は本日、新設された北・西・中央アフリカ担当カントリー・アドバイザリー・エコノミクス・マネージャーに三宅麻比子氏を任命したことを発表しました。新たな役職の下、同氏は民間投資を誘引・促進し、さらなる経済発展に拍車をかけられるよう、同地域の政府に対するIFCの支援を主導・強化していきます。
三宅氏はナイジェリアのラゴスを拠点に、世界銀行グループ内の各チームと連携しながら各国政府との政策対話を進め、強靭で包摂的かつ持続可能な民間セクターの成長と雇用創出を支援していきます。また、同氏は同地域の各国のマネジメントチームと密に連携して、IFCがもたらす開発インパクトが最大化できる分野に焦点を当てた投資促進戦略の改善を図ります。
日本国籍を持つ三宅氏はIFCに2000年に入社、25年以上に及ぶ実務経験を有しています。直近では、北・西・中央アフリカ地域における市場構築アドバイザリー局にプリンシパル・インベストメント・オフィサーとして従事し、貿易や金融包摂、コーポレート・ガバナンス、グリーンファイナンスなどの主要分野を担当しました。
三宅氏は「包摂的かつ持続可能な民間投資を実現するべく世界銀行グループ間で調整を図りつつ、社内外のステークホルダーとの戦略的な対話と関与を深めていけることを楽しみにしています」と述べています。
IFC中央アフリカおよび英語圏西アフリカ担当のダリア・カリファ地域ディレクターは、三宅氏の就任を歓迎した上で、「IFC は経済的課題に対処し、持続可能な成長につながる好機を生かしていくためにも、資金調達とアドバイザリー支援、専門的なノウハウの提供を通じ、アフリカの民間セクター支援に尽力してきました。IFCがパートナー政府への支援を強化するにあたり、同氏のアフリカをはじめとする世界各地での経験が、新たな職責を果たす上で非常に有益なものとなるでしょう」と述べています。
国際連合、経済協力開発機構(OECD)を経て、三宅氏は世界銀行グループ内のIFC、国際開発協会(IDA)、国際復興開発銀行(IBRD)、多国間投資保証機関(MIGA)で要職を歴任しました。同氏は、これまでにアジア、ラテンアメリカ、ヨーロッパ、中東・北アフリカ、サブサハラ・アフリカでの勤務経験を有しています。
三宅氏はイギリスのブラッドフォード大学経営大学院で国際ビジネス博士号、イースト・アングリア大学で開発経済学と国際開発修士号、上智大学で国際ビジネス学士号を取得しています。
IFCは2023年度にアフリカの40カ国で、過去最高となる115億ドルの投融資を承認しました。IFCは北・西・中央アフリカにおいて、金融サービス事業の支援やインフラ格差の解消、製造業とサプライチェーンの強化、農業生産性の向上、小規模事業者支援、地域貿易や接続性の促進などに取り組んでいます。
IFCについて
世界銀行グループの一員であるIFC は、新興市場の民間セクターに特化した世界最大規模の国際開発機関です。途上国で市場と機会を創出するため、IFCは持てる資金、知見そして影響力を活かし、世界100カ国以上で活動しています。2023年度、各国が世界的な複合的危機による影響に取り組む中、IFCは、民間の力を活用して極度の貧困の撲滅と繁栄の共有を促進するべく、途上国の民間企業と金融機関に対し、過去最高となる437億ドルの投融資を承認しました。詳細はwww.ifc.orgをご覧ください。
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