重点分野

民間資本の動員

雇用を創出し、経済成長を促進するためには、公的資金で賄える範囲を大きく超える投資が必要となります。それゆえに、長期的な開発には民間資本の動員が不可欠となります。IFCは、世界銀行グループの各機関と連携し、新興国市場及び開発途上国における民間投資の拡大に必要な環境を整え、投資機会を商業資本へとつなげるべく取り組んでいます。

私たちは、多様な金融商品や取組みを通じて民間資本をプロジェクトへの投資に呼び込んでいます。また、現地資本市場の強化、基準の設定、リスクの分担、新たな資産クラスの創出を通じて、民間投資の新たな機会創出も支援しています。

世界銀行グループは、民間資本の動員規模を拡大し、それを阻む障壁に対処するため、グループ全体が一丸となって取組みを進めています。

データで見る

  • 736億ドル 2026年度に動員された民間資本
  • 63% 2026年度の民間資本動員額の増加率(2025年度比)
  • 30以上 資本動員の多様な手段

注目の取組み

IFCは近年、民間投資家への債権の売却を前提とする融資案件を増やしています。これにより、IFCの資本を新たなプロジェクトへと再配分することが可能となるからです。

最近の二つのプログラムは、この組成分配型(originate-to-distribute)アプローチを実践しています。ひとつは、IFCの融資債権を裏付けに格付けされた証券にパッケージ化する新興国市場証券化プログラム(EMSP)、もうひとつは、IFCのグローバル貿易金融プログラム下の貿易金融資産のシンセティック証券化です。これらは、民間資本を新興国市場に呼び込むための、標準化された拡張可能な資金動員モデルとなっています。

プロダクト及びサービス

IFCは、幅広い金融商品、プラットフォーム、サービスを通じ、開発途上国の借り手と新たな資金の出し手をつなぐサポートをしています。

シンジケーション

IFCのローン・シンジケーション・プログラムは、国際開発金融機関の中でデット・ファイナンスの資金動員プラットフォームとしては最大規模を誇り、最も長い歴史を有しています。

資本市場

IFCは、顧客ニーズに合わせた革新的な資本市場ソリューションを提供するとともに、現地資本市場の成長を促進し、初めて起債する発行体の取組みを支援しています。

官民連携(PPP)

IFCは、民間資本と専門知識を動員し、開発や公共のニーズに応える、資金的に実行可能で持続可能なPPPを政府が組成できるよう支援するトランザクション・アドバイザリー・サービスを提供しています。

貿易金融

IFCは、新興国市場における貿易及びコモディティ金融の安定化と促進に寄与する、幅広い貿易金融・サプライチェーン金融の商品とサービスを提供しています。

ファンド

IFCは、新興国市場に焦点を当てるベンチャー・キャピタル及びプライベート・エクイティ・ファンドへの投資を通じて、有望な企業が成長に必要な資本と専門知識を得られるよう支援しています。

ブレンド・ファイナンス

ブレンド・ファイナンス・ファシリティ及びIDA民間セクター・ウィンドウを通じた譲許的融資により、IFCは先駆的なプロジェクトや困難な環境における民間投資の促進を支援しています。

コーポレート・ファイナンス

IFCは、買収側・売却側双方に対するアドバイザリー・サービスを通じて、新興国市場の企業に資本を呼び込み、新たな市場への事業拡大を支援しています。

エクイティ投資

IFCは、金融機関や企業への直接的な出資による長期資本の提供を通じ、金融及び産業セクターの強化と他の投資家によるさらなるエクイティ投資を後押ししています。

IFCアセット・マネジメント・カンパニー(AMC)

世界有数の新興国市場向けファンドマネジャーであるAMCは、機関投資家に対し、IFCのグローバルなエクイティ及びファンド投資案件のパイプラインへのアクセスを提供しています。

インサイト&レポート

インパクト・ストーリー

民間セクター投資ラボ

このラボは、世界銀行グループと世界有数の民間企業のCEOが協働し、新興国市場において民間投資の妨げとなっている障壁への解決策を見出すための取組みです。