Press Release

IFC、新たに加盟したブルネイ・ダルサラーム国を歓迎

2021年12月23日

Brunei signing 1.jfifリモートでIFC協定に署名するブルネイ・ダルサラーム国の ダト・アミン・リュー・ア ブドゥラ首相府大臣兼第二財務・経済大臣

 バンダル・スリ・ブガワン、2021年12月16日ーブルネイ・ダルサラーム国が、新興国市場の民間セクターに特化した世界最大規模の国際開発金融機関であるIFCに正式に加盟しました。

 ボルネオ島北部の沿岸部に位置するブルネイは、1984年の独立以来、世界銀行グループの国際復興開発銀行(IBRD)、東南アジア諸国連合(ASEAN)、国際連合といった様々な地域及び国際機関に加盟してきました。

ブルネイをはじめとする高所得国は、途上国における自国の民間セクターの展開支援を通じ、雇用創出や貧困脱却を後押しすることで、国際的な開発課題への取組みにおいて重要な役割を果たすことができます。

IFCの持つ幅広い顧客及びパートナーとのネットワークを駆使し、ブルネイの民間セクターが魅力的な機会を特定し、投資を始められるように支援することで、地域的、そして世界的に新興国市場の環境に配慮した強靭で包摂的な成長の実現を目指します。同時にこれら投資機会が、ブルネイのグローバル・バリューチェーンへの参画と経済の多様化、さらには持続可能で包摂的な成長軌道に移行するという同国の目標達成を後押しします。

 「ブルネイは、経済の発展に向け一連の経済改革を積極的に推進しています。IFCへの加盟により、多くの連携機会がもたらされ、IFCが開発パートナーとしてのプレゼンスを発揮し、我々の野心的な計画に加わってくれることを期待しています」と ブルネイの ダト・アミン・リュー・ア ブドゥラ首相府大臣兼第二財務・経済大臣は述べています。

 また、IFCのアジア太平洋地域担当副総裁であるアルフォンソ・ガルシア・モーラは、「IFCの186番目の加盟国としてブルネイ・ダルサラーム国を心から歓迎します。民間セクターへの支援でブルネイと密接に協働し、東南アジアで新たな機会創出を図れるようにブルネイの民間セクターを支援し、極度の貧困撲滅と繁栄の共有促進という我々のグローバルな目標達成を後押ししてくれると期待しています」と述べています。

 IFCのブルネイ及びシンガポール担当カントリー・マネージャーのニコラス・マーキエは、世界が新型コロナと気候変動という二重苦に苦しむ中、強靭で持続可能かつ包摂的な経済の構築が、IFCの最大の優先事項であると語り、「ブルネイのIFC加盟はまさに時宜を得たものであり、喫緊の開発課題に協力して取り組むことができます」と述べています。

IFCについて

世界銀行グループの一員であるIFC は、新興市場の民間セクターに特化した世界最大規模の国際開発機関です。途上国で市場と機会を創出するため、IFCは持てる資金、知見そして影響力を活かし、世界100カ国以上で活動しています。2021年度、新型コロナウイルス感染症の世界的な大流行により経済が大きな打撃を受ける中、民間の力を活用して極度の貧困の撲滅と繁栄の共有を促進するべく、IFCは途上国の民間企業と金融機関に対し、過去最高となる315億ドルの投融資を承認しました。詳細はwww.ifc.orgをご覧ください。

 

Stay Connected

 

www.facebook.com/IFCwbg

www.twitter.com/IFC_org

www.youtube.com/IFCvideocasts

www.ifc.org/SocialMediaIndex

www.instagram.com/ifc_org

Contacts

メディア関係:

アレック・マクファーレン/Alec Macfarlane

amacfarlane@ifc.org

+1 (202) 203 8324