2020年12月17日、モロッコ、フェズ— IFCは本日、モロッコの主要な経済地域の一つであるフェズ・メクネス地域圏における遠隔コミュニティの道路改修と、新型コロナの感染拡大の抑制を支援する協定に署名しました。
IFCは、地域の不平等の是正と遠隔地に暮らす人々の仕事や社会サービスへのアクセスに役立つ、同地域内の郊外の道路網の拡張及び改修工事を行う長期計画を支援するために、同地域に3,000万ドルの資金を提供します。
この資金調達パッケージは、フェズ・メクネス地域の自治体に、公共の場所の消毒に使用する消毒及び滅菌装置を購入するための資金も提供します。
フェズ・メクネス地域圏議会のモハンド・レンサー議長は、「IFCチームによるモロッコの現状に関する理解と我々の話に真摯に耳を傾けてくれたおかげで、この幸せな結論に達することができた」と述べています。
「我々は、革新的な資金調達メカニズムを利用して、フェズ・メクネス地域の開発ニーズの実現と新型コロナ対応を支援する」とIFCのモロッコ、チュニジア、アルジェリアのカントリー・マネージャーであるザビエル・レイユは述べています。 「特に新型コロナ禍からの回復期では、人々と市場を結びつける健全なインフラは不可欠である。」
IFCの投資とともに、地方道路の拡張及び改善に際し、環境への影響を最小限に抑えつつ、品質の国際基準に準拠させるべく、地域を支援するアドバイザリー業務のプロジェクトも同時に行われました。
このアドバイザリー業務は、IFCの『MENAシティ・イニシアティブ』の一環として、日本政府、スイス経済省経済事務局(SECO)、オーストリア連邦財務省、オランダ外国貿易・開発協力省の協力の下、行われています。
フェズ・メクネス地域に対するIFCの支援は、モロッコの地域開発と地方分権化を支援する世界銀行グループの幅広い取組みの一環です。 IFCは、1963年からモロッコに拠点を設けており、数多くある取組みの中で、同国におけるインフラ開発のための初の官民パートナーシップを推進するなど、革新的な取組みを牽引してきました。
IFCについて
世界銀行グループの一員であるIFC は、新興市場の民間セクターに特化した世界最大規模の国際開発機関です。IFCは、世界100カ国以上で資金、専門知識そして影響力を駆使することで、途上国において市場と機会を創出するための支援を行っています。極度の貧困の撲滅と繁栄の共有を促進するべく民間資金を最大限活用し、2020年度は途上国の民間企業と金融機関に対し220億ドルの投融資を行いました。詳細はwww.ifc.orgをご覧ください。
Stay Connected
Sign up to have customizable news & updates sent to you.