Case Study

モンゴルにおける 銀行事業

2004年6月20日

プロジェクト概要

  • 事業主体:ハーン銀行
  • 所在地:モンゴル国  ウランバートル市
  • 調印年月:2004年6月
  • スポンサー:澤田ホールディングス、(旧エイチ・エス証券)
    タバンボグド・トレード社

 

投融資の概要

本プロジェクトは、モンゴル政府が進める国有銀行民営化の第2号案件として、澤田ホールディングス(入札時点ではエイチ・エス証券)が入札した(1)ハーン銀行を支援するものです。

IFCは2004年6月、澤田ホールディングスが出資するハーン銀行(旧・AG銀行)の株式9.1%を取得。また、同行との間で180万ドルを上限とする融資(Aローン)契約に調印しました(2)。

急増する資金需要に応え、IFCは総額1,500万ドルを上限とする融資契約を締結(2007年12月)。また2006年、2007年、および2009年の株主割当増資にも参加しました。

本事業は、澤田ホールディングスにとっても、重要な収益源となっています。
Mongolia chart

 

 

投融資の背景

ハーン銀行は、地方を基盤に中堅・中小企業や個人事業主向け小規模貸出を行っています。

本投融資は、中小企業向け金融セクターにおけるIFCの実績と知見を重視したハーン銀行の要請で行われました。

IFCは、投融資および経営・事業についての知見共有を通して、民営化後の再生・事業拡大を支援しています。

ハーン銀行は事業を拡大し、収益・事業規模でモンゴル最大の銀行となりました。

 

Mongolia bank

 

 

IFCによる開発効果

 

経済への影響

  • 金融の未整備な農村・辺境地域の経済を活性化。中堅・中小企業、個人事業を支援
  • 民間金融セクターの育成による農村開発のモデルケースとしてのデモンストレーション効果

 

社会への影響

  • モンゴル全土に事業網を持つ唯一の金融機関として、遠隔地を含む地方の中小企業・個人に銀行サービスを提供
  • コーポレート・ガバナンスなどベスト・プラクティスを導入。経営慣行を改善
  • 事業拡大による雇用創出

 

 

注:
1. 入札後、モンゴルの有力企業グループであるタバンボグド・グループに40%を譲渡
2. 融資限度枠180万ドルは2005年6月にキャンセルされた
3. 直近の議決権比率は、澤田ホールディングス52.98%、タバンボグド・トレード社35.32%、DAI社1.79%、IFC9.07%(2009年10月時点)

 

 

日本企業との協働案件

オリックス/1996年

エジプト:リース事業