Story

国際開発の世界に進んだ原点は、ラオスでの2年間の体験

2013年9月12日

寺見興生 / Kosei Terami

シニアクライアント・リレーションズ・マネジャー / Senior Client Relations Manager

シンガポール事務所勤務

経歴

  • 2005年 YPPにてIFC入社、2010年 東京事務所副所長、2014年 ~ シンガポール事務所 アセットマネジメント担当部署に所属
  • 2003年 米国イェール大学経営大学院に留学(MBA)
  • 1994年 京都大学法学部卒業後、住友銀行(現三井住友銀行)入行

国際開発の世界に進んだ原点として、ラオスでの2年間の体験があります。会社員時代、アジアや中南米の開発途上国への旅行を重ねるにつれ、貧富の格差や環境問題などのグローバルな開発課題に関心を持つようになりました。国際開発に関わる方々と交流を続ける中で、縁あって、国連ボランティア(UNV)としてUNDPで勤務する話を頂きました。長い人生の中で、こういった途上国での経験も、自分の視野を広げるよい機会だと思い、会社を休職して、ラオスの首都ビエンチャンに赴任することにしました。

UNDPでは、貿易や税制をはじめとする経済改革支援プロジェクトを担当しました。ラオス政府の行政官、世界各国の大使館員や開発援助関係者、世銀やアジア開銀などの国際機関職員との交流は、大変刺激になりました。自分と同世代の開発援助に関わる専門家も多数ラオスに駐在しており、意欲と情熱に燃える彼らの仕事ぶりを間近に見て、国際開発の世界で本格的にキャリア形成することを真剣に考え始めました。同時に、国際機関で仕事を続けるには、何らかの専門性が必要である事も痛感しました。そんな時、たまたま出張で来ていたIFC職員と知り合い、金融機関でのファイナンスの経験という、自分にとっての専門性を生かせる国際機関として、IFCを強く意識するようになりました。その後、MBA取得を経て、IFCに入社します。

 

国のパイオニア的な事業への関わり

IFC入社後最初の4年半は、ワシントンDCの本部のグローバル金融市場局およびプライベート・エクイティ(PE)局で、新興国の金融機関やPEファンド向けの新規投融資を担当しました。90年代の内戦から復興途上のボスニア・ヘルツェゴビナで、中小企業金融を手がける中堅銀行に融資を提供したり、中央アジアやトルコで、企業の成長資金を提供する仕組みの未発達な国で、中小企業向け投資ファンドの設立を支援したり、メキシコの社会企業家向け投資ファンド向け出資に関わったりと、その国でのパイオニア的な事業に関わってきました。

 

機関投資家に新興国投資へのアクセスを提供

2010年から東京に駐在し、IFCの日本における窓口として、新興国で事業を展開する日本企業の支援を担当しました。在任中に東京でのIMF・世銀年次総会(日本開催は48年ぶり)も経験しました。また東京在任中、年金・銀行・保険会社等の国内機関投資家とも接する機会が多くあり、運用手段の多様化の一環として、機関投資家の間で新興国市場でのPEやインフラ投資に対する関心が高まっていることを知りました。IFCでは資産運用子会社のIFCアセットマネジメント社(AMC)のファンドを通じて機関投資家との共同投資を行っております。2014年にシンガポールに移り、AMCにて日本を含むアジアの機関投資家とのリレーションを担当して、新興国投資案件へのユニークなアクセスを機関投資家に提供しております。