CPSD - 中東・中央アジア

ヨルダン New!

失業率が低下しないまま続く経済成長は、何十年にもわたってヨルダン経済の顕著な特徴となっています。市場規模が小さい同国の経済成長は、輸出と投資が牽引しており、特に輸出を後押しする海外直接投資が重要となります。本CPSDでは、概ね全てのセクターにわたって民間が直面する最も深刻な課題のいくつかをまとめています。しかし、同国はこれらの制約にも関わらず、多くの投資機会にあふれています。同国はまだ若い国家であり、高い教育と熟練した技術を持つ労働力が増えています。多様な地理的、文化的、宗教的、歴史的遺産は、観光輸出の大幅な伸びを加速させる可能性があります。本 CPSDでは、観光、物流、ICTの3つのセクターを掘り下げ、民間投資の機会とその成長を妨げる可能性のある政策や規制、その他の障害を明らかにしています。

主要セクター:観光、物流、ICT


キルギス共和国

ソビエト連邦の崩壊により誕生したキルギス共和国は、当時、中央アジアで最も貧しい国の一つでしたが、経済開放、国家管理の緩和、そして生産要素市場の規制緩和などにより、低中所得国に成長しました。今日、成長速度を速め、より持続可能な経済成長を実現する新たな局面を迎え、同国経済の多角化と生産性の向上に向け、民間セクターの開発をより積極的に進める必要があります。本CPSDでは、重要なエネルギー・インフラの開発、デジタル経済の発展、輸出志向型サービスへの進出、そして中小企業の事業環境を整え、資金調達ギャップを解消するという、改革を牽引する4つの重要な柱となる分野を特定しています。

主要セクター:エネルギー、コネクティビティ、デジタル経済、金融包摂、観光


パキスタン

パキスタンは、エネルギー資源に富んだイラン、世界で1、2位を占める新興国市場の中国とインドに国境を接する戦略的に重要な位置にあり、未開拓の大きな経済的可能性を秘めています。大河を擁する肥沃な土地に恵まれ、綿、デーツ、マンゴー、オレンジの生産では世界トップクラスを誇り、繊維・衣料産業は長年にわたり主な輸出収入源となっています。しかし、同国経済は、域内の国々や同水準の国々と比べて低迷が続いています。本CPSDは、政策担当者に対し、組織的能力と政策協調の強化、競争と平等な機会の推進、多様かつ包摂的な金融セクターの開発という3つの広範な政策目標に重点的に取り組むことで、民間セクターの参画と投資拡大を強く促しています。

主要セクター:金融包摂、フィンテック及びデジタル・ファイナンス、港湾物流、再生可能エネルギー、農業ビジネス


カザフスタン

過去20年間にわたり、カザフスタンはまさに開発の成功例を体現してきましたが、2015年以降、石油価格の大幅下落により、これまでの開発モデルが圧力にさらされています。天然資源の採掘をベースにした従来の戦略では不十分で、カザフスタンは、経済成長の新たな原動力を見つけ、現行の経済モデルを支える主柱を改める必要があります。民間セクターの成長を促すことで、経済のリバランスを図ることが極めて重要です。本CPSDでは、同国の小麦、畜産、運輸及び物流の各セクターが、民間セクターの投資を増やし、新たな市場や雇用創出を促す最大の潜在力を秘めているとしています。

主要セクター:運輸・物流、小麦、畜産