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スリランカ New!
スリランカの経済は、現在、深刻な課題に直面していますが、独立以来、同国は、南アジアで最低の貧困率、最高水準の社会指標や 1 人当たり所得を実現し、一般的に成功していると見られていました。しかし、この経済発展は、内戦後の歪みと国家主導による閉鎖的な環境下で実現したものであり、介入主義的な経済政策モデルは紛争・復興期では功を奏しましたが、その持続性が現在問われています。近年減速していた同国経済を成長軌道に戻すためには新たな解決策が必要です。市場の歪みは未だに大きく、コロナ禍によってさらに悪化しており、低成長と財政難によって成長期待はさらに下がっています。本CPSDは、同国の過去から得た多くの教訓を現在の成長戦略に反映し、活かしていくことを目指しています。
主要セクター:教育、運輸・物流、ITインフラ、観光、IT関連サービス、製造業
バングラデシュ
輸出志向型の衣料セクターの著しい成長と、海外送金の堅調な流入が、バングラデシュの力強い経済成長と急速な貧困削減の推進力になっています。しかし、現在の成長モデルは限界に近づきつつあります。バングラデシュは、成長や雇用創出の原動力となる、より競争力のある多様な海外志向型の民間セクター育成に向けた改革に着手する必要があります。本CPSDでは、貿易及び投資環境の整備、金融セクターの再構築と近代化、そしてインフラのボトルネック解消を最優先課題としています。特に、保護主義的政策の緩和、政策策定における人脈ベースのアプローチからの脱却、銀行セクターの脆弱性へ対応の必要性を強調しています。
主要セクター:運輸及び物流、エネルギー、金融セクター、医療、既製服及び高付加価値製品の製造、農業ビジネス
ネパール
ネパールは、貧困削減で大きな成果を上げてきましたが、依然として経済成長が最も遅いアジアの最貧国の一つとなっています。同国は、投資を拡大し生産性を向上する包括的な成長戦略が必要です。民間セクターは、ビジネス環境の面で数多くの問題を抱えていますが、なかでも脆弱な制度とインフラが最も深刻な問題です。本CPSDでは、ネパールの機会と民間セクターの成長の足かせとなっている要因に注目し、観光、農業ビジネス、教育、医療及びICTが、同国の成長戦略の実現において重要な役割を果たす分野であるとしています。
主要セクター:観光、農業ビジネス、教育、保健医療、ICT