CPSD - アフリカ

コンゴ民主共和国 New!

コンゴ民主共和国は、サブサハラ・アフリカ地域において危機的かつ脆弱な状況下にある国家の一つで、世界の最貧国の一つでもあります。新型コロナ危機後の世界的な需要ショックが、同国が既に抱える多くの課題に加わり、喫緊の経済改革が必要としていることは明らかです。本CPSDでは、同国政府に対し潜在的な成長が見込める同国の天然資源産業、具体的には鉱業、林業および農業ビジネスにおける政策改善によって、運輸、電力、通信、水、金融、教育、保健などの各セクターで投資に必要な財源を官民連携(PPP)を通じて創出できると分析しています。これらのセクターへ民間投資を促進するには、規制当局を機能させ、国有企業の改革および同国のPPPの枠組みの強化が必須となります。

主要セクター:鉱業、林業、農業ビジネス


ウガンダ New!

ウガンダは過去20年間にわたって経済活動重視の政策を実施しており、多額の対内投資、高水準の地域貿易、活気あるインフォーマル経済を導いた実績があります。しかし、同国の経済成長率は近年鈍化しており、政府主導の経済重視の政策が行き詰っている兆しがあります。本CPSDは、農業ビジネス、エネルギー、住宅の3つのセクターに着目し、これらの有望なセクターに固有の課題と機会について精査するだけでなく、同国経済における分野横断的な制約についても分析を行い、市場開放と投資誘致に資する改革についての提言を行っています。

主要セクター:農業ビジネス、エネルギー、住宅


マダガスカル New!

マダガスカルは、包括的で強靭な成長戦略の中心に民間セクター主導の解決策を据えることで、持続可能な開発への道筋を変えることができます。本CPSDは、政策改革を実施し、農業ビジネス、服飾、観光、金融、エネルギー、運輸、デジタル・インフラなどの主要セクターに投資を呼び込むことで、マダガスカルがどのように経済を成長させ、雇用を創出し、新型コロナ危機からの経済回復を加速できるかを検証します。また、同報告書では、輸出主導型産業への新型コロナの影響を含め、同国の民間部門が直面している課題とこれらの課題に対処するための戦略についての分析に加え、同国において投資機会が創出できる分野と世界銀行グループが支援できる分野についてまとめています。

主要セクター:農業ビジネス、服飾、観光、金融、エネルギー、運輸、デジタル・インフラ


マラウイ

マラウイは、孤立した小規模経済から、魅力ある投資先へと急速に変化しています。極度のエネルギー不足に悩む同国では、新規電力プロジェクトにより、電気へのアクセスが改善する見込みです。また、3億8,000万ドルの世界銀行の回廊プロジェクトにより、貿易コストが大幅に削減される見通しです。農業では、同国の主要企業が農作物の多角化を図っており、マカダミアナッツのような需要の大きい作物への投資を開始しました。本CPSDでは、同国の民間セクターの今後の高い成長性を踏まえ、エネルギー、デジタル・インフラ及びサービス、輸送及び物流、そして農業ビジネスという4つの主要なセクターの機会と制約を検証しています。 主要セクター:エネルギー、デジタル・インフラ及びサービス、農業ビジネス、輸送及び物流、そして農業ビジネスという4つの主要なセクターの機会と制約を検証しています。

主要セクター:エネルギー、デジタル・インフラ及びサービス、農業ビジネス、輸送及び物流


モザンビーク

歴史的にモザンビークの成長モデルは、メガプロジェクトに依存してきました。しかし、増え続ける人口の雇用ニーズを満たす程の生産的な雇用創出には至っていません。こうした中、モザンビークでは、メガプロジェクト以外で経済の多角化を進め、特に若者の所得と生産的な雇用機会の創出を通じ貧困削減を実現する、より大きな可能性を秘めたセクターに進出することが主な開発課題の一つとなっています。本CPSDでは、こうした可能性を秘めた運輸、エネルギー及び金融セクターの開発を一段と推進するとともに、市場育成と同国の潤沢な天然資源を活用する機会を検証しています。

主要セクター:メガプロジェクトへの川上での参画、農業ビジネス、観光、住宅建設、コネクティビティ、エネルギー


エジプト

多くの懸命な取組みが実を結び、マクロ経済の安定化が実現したエジプトの経済は、まさに転換期を迎えています。マクロ経済のファンダメンタルズの強化により、同国経済への信認は回復しましたが、さらなる改革の断行で、採取産業以外への民間投資と輸出を大幅かつ持続的に増やすことができます。本CPSDでは、エジプトに依然残る課題を分析し、民間セクターが主導する経済発展と、投資及び雇用創出の増大のための機会を明らかにしています。改革が早急に必要な主要分野として、貿易と物流、国家の役割、競争、公正な商慣習を挙げています。

主要セクター:農業ビジネス、製造業、ICT


ギニア

ギニアには、民間セクターの開発を一段と推し進める大きな力が潜んでいます。近年好調な鉱業セクターが、さまざまなセクターでの民間の活動を促進しています。しかし、このブームは天然資源への依存というリスクをはらんでおり、経済全体の多角化を推進する取組みを継続することは、ギニア経済の未来には不可欠です。こうした機会と課題が本CPSDの重点的なテーマとなっています。本報告書では、ギニアの主要セクターにおける民間部門の開発機会と障壁を分析する基盤として、近年の鉱業と水力発電の急成長を検証しています。

主要セクター:エネルギー、運輸、金融サービス、ICT、農業ビジネス、住宅


ナイジェリア

潤沢な農業資源と鉱業資源を持つナイジェリアは、膨大な人口が内需を押し上げ、アフリカ全域の市場にアクセスすることができます。しかし、同国の天然資源と市場機会は、経済の持続的な成長と市民の繁栄の共有という結果に結びついておらず、経済成長と開発成果は、域内の平均から乖離しつつあります。本CPSDでは、ナイジェリアの政策枠組みとインフラ・セクターの問題に対処することで、民間セクターによる多くの質の高い雇用創出、輸出の多角化を通じた経済の脆弱性の軽減、開発が不十分な地域における経済活動の促進により不平等と不安定性の是正が可能であるとしています。

主要セクター:農業ビジネス、鉱業、製造業、ICT及びデジタル経済


コートジボワール

2011年の政治危機の終結以降、コートジボワールは異例とも言える高成長を遂げました。しかし、好調な農業生産やマクロ経済の安定性、インフラ・ギャップ是正のための改革が牽引するこの高成長は、実は脆弱な基盤の上に成り立っています。本CPSDでは、同国の発展をさらに軌道に載せるために民間セクターがより寄与できる分野を分析しており、特に農業、農産物加工、関連する製造業に焦点を当てています。本報告書では、ビジネス環境の改善とインフォーマリティ問題への取組み、小規模企業や農家の融資へのアクセスの改善、港湾及び物流インフラの近代化、デジタル・ネットワークの推進、技能を備えた人材の育成を優先課題に挙げています。

主要セクター:農業及び農業ビジネス、製造業


セネガル

2014年以降のセネガルの力強い経済成長は、独立以来続いた低成長からの脱却を示しています。しかし、経済成長の加速は近年のことであり、依然として高い貧困率、フォーマル・セクターでの雇用機会の不足といった問題を抱えています。セネガルは、沖合で石油とガスの埋蔵が確認され、国内で急速に普及するデジタル技術という2つの変化が、今後、同国の経済成長と民間セクターの役割に大きな影響を及ぼす可能性があり、今まさに岐路に立っています。本CPSDは、将来の油田・ガス田開発を含め同国の変わりつつある状況を考慮した構造改革を特定しています。

主要セクター:農業及び農業ビジネス、サービス


南アフリカ

南アフリカで、国内の包摂性を支え、多くの社会・労働指標を好転させるには、雇用創出と賃金上昇の加速化が極めて重要です。このためには、競争を促し、高い生産性とグローバル・バリューチェーンへの統合を一段と推進する政策が必要になります。本CPSDは、農業及び農業ビジネス、自動車産業を中心とした製造業、そして情報通信セクターについて詳細の分析を行っています。本調査書は、民間セクターによる解決策と投資の誘引により、南アフリカは、景気低迷から脱却し、国家開発計画が掲げる雇用目標を達成できる経済へと移行できるとしています。

主要セクター:農業及び農業ビジネス、自動車、ICT


モロッコ

モロッコは、戦略的セクターへの海外直接投資の誘致やインフラと産業計画への公共投資で成功を収めていますが、国内企業を国際的なバリューチェーンに組み込み、雇用と輸出を拡大するという点では大きな成果を上げていません。公平な競争と芽生えつつある起業家エコシステムを支えるには、協調的な取組みが必要です。本CPSDは、民間投資が、経済全体により大きな波及効果をもたらし、生産分野でより質の高い雇用を生むことができるセクターとして、自動車産業や航空宇宙産業、高等教育や職業教育を挙げています。

主要セクター:高等教育、職業教育、自動車、航空宇宙


ブルキナファソ

ブルキナファソは、過去20年間にわたり綿と金の輸出に支えられ安定した経済成長を維持してきましたが、民間投資は年間15億ドルと低調です。投資環境の整備が進んでおらず、政府の民間セクター対応の能力の限界、さらに大きな可能性を秘めたエネルギー、運輸・物流、技能関連といったセクターで散見されるボトルネックが、民間投資の大きな制約要因となっています。本CPSDでは、ブルキナファソの開発に民間セクターが貢献できる大きな機会が存在する一方で、政府が、主要セクターのボトルネックの改善や、綿以外の農産品への多角化、鉱業やICTといった触媒的なセクターの活用に加え、域内統合の利点を最大限享受するために域内の投資機会の提供などを通じて、民間セクターの参入を促す必要があると指摘しています。 

主要セクター:農産品及び食品加工、鉱業、ICT


ケニア

ケニアは、持続可能な経済成長と開発を促進する機会と資源を有するも、投資不足と企業レベルでの生産性が低いことから、同国の潜在力は抑制されています。民間セクターの開発と投資にかかる大きな制約に、早急に取り組む必要があります。民間セクターのダイナミズムを引き出すためには、政府は経済成長を妨げる構造的障壁に対処する断固たる措置を講じなければなりません。本CPSDは、競争力のある、包摂的でダイナミックな民間セクターを構築するための分野横断的な改革、具体的にはビジネス環境の整備、競争政策の強化と市場参入への障壁の撤廃、フォーマルとインフォーマル・セクターをリンクさせるための施策を講じることを提言しています。 

主要セクター:農業ビジネス、低価格帯の住宅供給、製造業


ルワンダ

開発が進むルワンダで、包摂的な経済変革を推進するには、生産的な雇用を早急に創出しなければなりません。政府は、国際市場で競争力を発揮するとともに、国内において雇用創出と持続的な経済成長を強力に支える、ダイナミックかつ革新的で生産的な民間セクターを擁する経済を目指しています。本CPSDは、短期的な市場創出の機会を提供し、今後3~5年間で都市と農村地区の両地域で民間セクターの雇用を生みだす、農業ビジネスと低価格帯の住宅供給という2つの事業分野を特定しています。

主要セクター:農業ビジネス、低価格帯の住宅供給


エチオピア

エチオピアは、これまでの開発で目覚ましい進展を遂げましたが、こうした成果をもたらした成長モデルは現在、限界にきています。10年以上にわたる公的セクター主導による成長を経て、政府は現在、民間セクターが成長と雇用創出においてより大きな役割を担えるよう、成長戦略の見直しを進めています。本CPSDは、エチオピアの民間セクターの成長機会を分析、特定しています。本報告書は、マクロ経済の安定化を図りつつ、雇用問題を解決するべく、製造業以外でも、観光やICTといった伝統的・非伝統的なさまざまなセクターで、幅広く雇用と機会を創出するための広範な戦略を導入することを提案しています。

主要セクター:物流、ICT、金融、エネルギー、運輸、保健医療、教育


アンゴラ

アンゴラの経済危機は、新たな成長の原動力について再考する契機となり、過去の経済ガバナンスの失敗がもたらした対価も明らかにしました。石油の貯蔵量には限りがあり、価格も以前の高い水準に戻る可能性が低いことから、公的セクターは、成長の中核的エンジンという役割を今後も担うことは不可能です。しかし、同国には民間投資と市場開発の基本的な条件が整っておらず、多角化の実現を難しくしています。民間セクター主導の多角化に必要な環境を整備するには、ハイレベルのリーダーシップと長期的な包摂的ビジョンが不可欠です。本CPSDは、アンゴラの民間セクターの力を活用することで、持続可能な経済成長と開発を促す機会を特定しています。

主要セクター:農業ビジネス、運輸


ガーナ

ガーナでは、一次産品ブームに支えられ約10年続いた力強い成長が2010~2011年に終りを迎え、経済の多角化が進まず外生ショックに対しても脆弱な状態が続いており、同国北部を中心に貧困水準も高くなっています。こうした中、新政府は、民間セクターを主な推進力とした包摂的かつ持続可能な成長の実現に注力しました。しかし、大規模な投資を誘引する能力を含め、ガーナの民間セクターは大きな制約を抱えています。本CPSDは、農業ビジネス、ICT、そして教育サービスの3分野をガーナに力強い開発成果をもたらすことができる重要なセクターとして挙げています。

主要セクター:農業ビジネス、ICT、教育