サマーインターンシッププログラム (愛敬 千夏)

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愛敬 千夏 / Chinatsu Aikyo

ヘルスケア・教育担当
サマーインターン
(香港事務所勤務)

※現在はIFCでアグリビジネスを担当するインベストメント・オフィサーとして活躍しています。

 

夏季インターンシップ・プログラム

IFC仏INSEAD(MBA)に入学した2014年1月に、IFC夏季インターンシップ・プログラムに応募し、4月末にIFC香港事務所から面接を打診する連絡がありました。その後、製造・アグリビジネス・サービス部のインベストメント・オフィサーとの電話面接を2度経て、6週間のインターンシップが決まりました。

香港事務所の夏季インターンには、私を含めて3名が参加し、他の2名はヘルスケア・教育分野のマーケットリサーチを担当し、私は投資委員会に向けた資料作成を主に担当しました。具体的には、カンボジアの私立大学の融資案件、中国の私立学校のIPO投資案件、ミャンマーのセメント工場の融資案件について、マーケットリサーチや財務分析を行いました。

インベストメント・オフィサーと業務を進めていく中で、案件のストラクチャリングはもちろんのこと、IFCとしての役割・付加価値や開発効果に重きを置いている点が印象的でした。なぜ民間金融機関ではなくIFCが投融資すべきなのか、この案件ひいては投融資先企業が途上国の発展にどう寄与するのかといった議題は、投資委員会で必ず議論されます。例えば、セメント工場の融資案件では、IFCが地場銀行では提供できない返済期間10年の融資を提供することで長期的に工場建設を支援すること、案件を通じて国内のセメントの供給が増え価格が下がることにより住居建設費用が下がること、エネルギー効率の良いテクノロジーを採用してセメント製造過程の排気ガスを削減すること等が挙げられました。世界銀行グループの掲げる「貧困削減と持続的成長」という目標の実現に向けて、民間セクター支援の現場がどう動いているのかを垣間見ることはできたのは、非常に有意義でした。

また、夏季インターンとして働いて気づいたことは、インベストメント・オフィサーは投資銀行出身者、MBAホルダーが圧倒的に多いという点です。さらに、IFCでは他にも、特定の業界で経験を積んだインダストリー・スペシャリスト、環境社会配慮スペシャリスト等、様々な分野の専門家が投融資案件に関わります。インベストメント・オフィサーは財務面の精査に加えて、こうした専門家らの意見を反映し、コンセンサスを得て、案件を前に進めることが要求されます。これは大変だけれど、とてもやりがいのある仕事だと感じました。そして、MBA卒業後、IFCにヤング・プロフェッショナルとして入社したいと考えるようになりました。

ヤング・プロフェッショナルとして採用されるまで

「国際機関の就職活動はネットワーキングが大事」と聞いたので、インターンシップ中から香港事務所の職員や、ヤング・プロフェッショナルとして入社した職員らに連絡して話を伺いました。職員の国籍や人種は様々でしたが、国際経験豊富で穏やかな人柄、また的確なアドバイスをくれる人が多く、話していて一緒に働きたいと思うような人が多かったこともIFCを志望した理由の一つです。同年代の職員がカナダで生まれ、イスタンブール事務所を経て香港勤務だと聞き、日本でしか職歴のなかった私は衝撃を受けたと同時に、私も彼女のようにIFCでグローバルに経験を積みたいと強く思いました。

インターンシップ終了後、9月にヤング・プロフェッショナル・プログラムの募集が始まり、オンラインで応募しました。スカイプでの一次面接の後は、IFC本部のあるワシントンDCで最終選考に臨みました。最終選考はケースディスカッションから始まり、財務モデル作成、小論文、インベストメント・オフィサーとの一対一の面接、マネジメントとのパネル面接等、一日がかりでした。パネル面接の最初の質問は、私がCVに書いた学生時代のマラウイでのボランティアに関するものでした。前職では強みにならなかった途上国への興味や経験が生きる組織なんだと改めて実感し、その瞬間から選考への不安が期待に変わったことを覚えています。

2014年当時、IFCは投資銀行と違い、夏季インターンシップ・プログラムがMBA卒業後の採用に直結するわけではありませんでした。インターンシップを経験せずに採用されたヤング・プロフェッショナルも多数います。しかし、インターンシップを通じて日々の業務を体験し、組織文化に触れた上で選考に臨めたことは、個人的に大いに意義があったと感じています。IFCにご興味のある方はぜひ、夏季インターンシップ・プログラムもご検討下さい。