IFCの業務

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IFCは、投融資、助言提供、資産運用という3つのサービスを主軸とし、開発途上国の民間セクター開発を支援しています。

投融資

企業は、IFCの金融商品を利用して、リスク管理や内外の資本市場へのアクセスを拡大することができます。IFCは商業ベースで運営されています。IFCの投融資は、途上国における営利目的のプロジェクトのみを対象とし、その商品やサービスには市場金利が適用されます。これらの商品・サービスは、インフラ、製造、アグリビジネス、サービス、金融市場といった分野を中心に、様々な業種の顧客の具体的なニーズに見合うよう設計されています。2022年度、IFCの投融資承認額の合計は、他の投資家から動員した106億ドルを含め、総額328億ドルと過去最大を更新しました。

融資によるサポートの種類

  • 融資(Aローン)
    IFCが自己資金で行う融資
  • 協調融資(Bローン)
    複数の金融機関が協調してシンジケート団を組成し、同一条件で行う融資。IFCが名義上の貸し手となるため、参加金融機関は、国際機関としてIFCが受けるメリットを同様に享受できます。
  • 協調融資運用ポートフォリオ・プログラム(MCPP)
    新興国市場の民間セクターに対する様々な融資を組み合わせたポートフォリオを提供する、画期的なシンジケーション・プラットフォームです。

投融資のご相談はこちら

助言 (アドバイザリー・サービス)

市場を構築し民間投資を喚起するというIFCの戦略において、助言の提供は極めて重要です。この活動を通しIFC は、民間資本を最大限呼び込むうえで必要な条件の整備を支援し、民間セクターの成長を促します。2022年度、IFCの助言ポートフォリオは14億ドルに達しました。IFCのアドバイザリー・プログラムの51%がIDA適格国、21%が脆弱国で行われ、25%は気候変動に関するものです。

より詳しい情報は以下をご覧ください。
Advisory(英語)

資産運用(アセット・マネジメント)

IFCの資産運用部門であるIFCアセット・マネジメント社(AMC)は、途上国市場やフロンティア市場への事業資金の動員と運用に携わります。AMCは、投資家が、IFCの新興国向け投資案件に他には類を見ないような手法でアクセスできるようにし、さらにそうした市場への長期資金の供給量を高めるために2009年に設立されました。AMCはIFCの開発成果を向上させるとともに、IFCのグローバルプラットフォーム、および投資基準を活用することで投資家に利益をもたらすことが可能になります。

2022年6月30日現在、同社はIFCからの約23億ドルを含め累計約101億ドルを13本のファンドに調達しました。AMCは、政府系ファンド、年金基金、開発金融機関など様々な機関投資家の為に、エクイティ、デット、ファンド・オブ・ファンズなどの投資ファンドを運用しています。