増資

2030年に向けて ― 世界銀行グループにとって歴史的な増資承認

2018年4月、世銀IMF春季会合にて、各国総務は、世界銀行に75億ドル、IFCに55億ドル、合計130億ドルの歴史的増資パッケージを承認しました。この増資により、IFCの累積払込資本は、設立以降最大となる3倍強に拡充することとなります。また、払込資本金とIDAへの純益移転の停止による留保利益金の合計は92億ドルとなります。この追加資本は、新型コロナ対応支援策を含め、これから2030年までのIFCの活動を支えるために使われます。

開発効果の最大化に向けて ― 中長期的なビジョン(フォワード・ルック及びIFC 3.0)

2016年、世界銀行グループは、グループが掲げる2大目標及び国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向け、世界銀行グループの役割に関する2030年までの中長期的ビジョンを示したフォワード・ルックを策定しました。その中で特にIFCは、より民間セクターの投融資を必要としながらも、実施が困難なIDA適格国や脆弱国・紛争影響国などの地域(アフリカ、中東及び北アフリカ及び南アジア)への投融資シェアを30%から40%へ拡大することを目指しています。その達成に向け、IFCは市場の創造を通じて民間資金を呼び込む投資機会を創り出す新たな戦略IFC3.0を導入し、より高い開発効果をもたらす民間資金の動員拡大に取り組んでいます。新型コロナの世界的な感染拡大により、最貧国や脆弱国の経済が深刻な打撃を受ける中、市場や投資環境に大きな変革を促すIFC3.0戦略は、強靭性を備えた経済の再構築に効果を発揮すると期待されています。

2030年までにIFCが目標とするもの

  • 年間の投融資額を480億ドルに増加(うち、自己勘定分は250億ドル、他からの資金動員は230億ドル。)
  • これらの投資のうち、40%をIDA適格国および脆弱・紛争国地域を対象(15-20%はIDA低所得国およびIDA脆弱・紛争国地域を対象)。
  • 自己勘定による投融資のうち、35%を気候変動関連に配分。
  • ジェンダー関連(案件)を拡大:女性を対象とする金融機関に年間26億ドルを投資し、IFCが取締役会の一員となっている投資先企業での女性取締役の数を2倍に増加。

また、IFCの新型コロナ対応支援策については、こちらをご覧ください。

IFC 2020年実績(長期投融資承認額)