国際金融公社(IFC)  トピックス  インクルーシブ・ビジネス  インクルーシブ・ビジネス・ボンド

インクルーシブ・ビジネス・ボンド

 

IFCのインクルーシブ・ビジネス・ボンドプログラムは、途上国の人々の生活水準の改善、繁栄の共有を促進、世界の低所得コミュニティーにおける持続的開発の成果に貢献する革新的な試みのひとつです。IFCが定義するインクルーシブ・ビジネス・プロジェクトとは、 世界の経済ピラミッドの下層部で生活する低所得者層(Base of the Economic Pyramid:BOP層)の人々を消費者、生産者、流通業者、あるいは小売業者として位置づけ、バリューチェーンに組み込んだ、企業の本業の一部として成立し、かつ規模を拡大できるプロジェクトを指します。

 

インクルーシブ・ビジネス・ボンドは2014年10月、日本の投資家を対象に初めて発行され、約2億6,000万ブラジル・レアル(約112億円)の資金を調達しました。インクルーシブ・ビジネス・ボンド発行による調達資金は特別勘定で管理され、途上国の低所得者層をバリューチェーンに組み込み、裾野の広い経済成長を可能にするような取り組みを積極的に行っている企業に投資するために使われます。

 

インクルーシブ・ビジネス・ボンド対象プロジェクト

 

IFCのインクルーシブ・ビジネス・ボンド対象のプロジェクトはIFC内部の承認プロセスに準拠して選定されます。以下はインクルーシブ・ビジネス・プロジェクトの選定基準を例示したものです。

 

 

  • 小規模農家から直接供給を受ける企業への投資
  • 低所得家庭が利用しやすい電気、ガス、水道等の生活インフラ企業への投資
  • 低所得家庭がより利用しやすい健康、教育、住宅サービスを提供する企業への投資
  • 低所得者層向けの商品・サービスを提供する企業への投資
  • 低所得者層を含むマーケットにおける通信や決済手段を提供する企業への投資   など

 

対象プロジェクトの事例はケーススタディを参考にしてください。

 

注) BOP層は1日あたりの収入が購買力平価で8米ドル未満または生活必需品やサービスへの十分なアクセスを持たない人々と定義されます。