IFCは、10月2日付けで、アゼルバイジャン共和国第4位の民間銀行であるBank Respublika に対し、同国農村地域における零細・中小企業向け貸出の拡大を支援するため20百万米ドルのシニアローン提供することを発表しました。同行は、中小企業向け融資額倍増以上の成果を目指し、融資全体の少なくとも半分を資金融資が最も困難な農村部のの零細・中小企業向けに拡大する予定です。
IFCは、同行に対し、これまで本案件の他に、2007年に5百万米ドルのシニアローン、世界貿易金融プログラムから10百万米ドルの貿易金融枠を提供しています。
IFCは、9月28日付けで、カザフスタンのJSC Bank CenterCredit (BCC)に対し同国中小企業向け金融アクセス拡大のため、長期資本を提供すると発表しました。IFCは、地元の投資家、韓国のKookmin Bankと並ぶ形で、BCC株式12.5%分を保有するとともに、85百万米ドルの劣後ローンを提供します。BBCは、中小零細企業向け事業ローンや小売店・消費者ローン、住宅ローンを主要業務とする、総資産額同国第5位の銀行ですが、IFCは同行に対し、これまで2つのシニアローンと貿易信用枠を提供しています。
IFCは、カザフスタンのEurasia Real Estate Development Companyに対し質の高いショッピング・センター建設を支援するため25百万米ドルの投資を行います。これにより、約10000人の雇用創出が期待されます。IFCは今後さらに本案件に対し、20百万米ドルの追加資金を提供するとともに、民間からの協調融資を計画しています。
Eurasia Real Estate Development Companyは、ハンガリー企業で、カザフスタンにおいて小売業センターに特化した商業不動産開発を行っています。
IFCはMegalogix社がノボシビルスク地区に予定している120,361平方メートルの物流センター建設を支援して、同地区の物流サービスの拡張を支援します。IFCはロシアの主要都市に近代的倉庫を建設しているMegalogix社に95百万米ドルのファイナンスパッケージを提供することに同意。ファイナンスパッケージの内容はIFC自己勘定による40百万米ドルの借入金融と55百万米ドルの協調融資から成ります。Megalogix社はロシアの大手消費財販売業者であるAvalonグループとロンドン市場に上場している不動産投資会社Raven Russia Limitedとの合弁企業です。
IFCはSociete Generale GroupのBank Republic と提携してグルジアの住宅ローン市場の開発と個人顧客向け融資の拡充を支援します。IFCは同行の資本増強に7百万米ドルの劣後ローンと住宅ローン用に15百万米ドルのシニアローンを供与します。10年物のシニアローンはグルジアの銀行に提供された融資期間としては最長のローンとなります。これにより同行は資金の流動性が厳しい時期でも住宅ローンを潤沢に提供することが可能となります。IFCは2007年にも同行の中小企業向けローン、住宅ローンおよび教育ローンの業務拡大を支援するために20百万米ドルを投資しました。
IFCは、ウズベキスタン初のリース会社でIFCのクライアントでもあるUzbek Leasing International A.O.に3百万米ドルの貸出を行い、同社の零細・小企業向け金融オプションの拡大を支援します。同社は2002年からIFCのリーシング・アドバイザリー・プログラムに参加して事業の強化を図っています。IFCはウズベキスタンのリース産業部門の発展に重要な役割を果たしてきており、これまでに11のリース関連法案の策定を支援しました。その結果、2001年から2007年にかけて同国のリース市場は220百万米ドル拡大しました。
IFCはトルコのKisehirにある大手タイヤ製造会社Petlas Lastik Sanayi ve Ticaret A.S.と同社の拡張プログラムを支援する契約を締結しました。これにより新たな雇用創出と地元経済の活性化が期待されます。同社は自動車タイヤ流通市場の大手卸販売会社であるAbdulkadir Ozcan Otomotiv A.S.の関連会社です。IFCの30百万米ドルの長期融資を受け、同族会社の同社は国内外の市場での競争力強化を図る予定です。IFCは対トルコ戦略として、成長と競争力が見込める準大手の顧客企業や自動車のような輸出主導セクターに対して長期支援を提供しています。
IFCはカザフスタンのJSC Bank Caspianに7年の融資を実行し、同行の中小企業向け貸出業務を支援すると発表しました。80百万米ドルの投資に加えて、IFCは20百万米ドルの期間1年の貿易信用枠を供与する予定です。この投資により世界的に借り手にとって融資を受けるのがより高コストで、また困難になる中で、同行はカザフスタンでの企業向け貸付業務を継続できる見込みです。同行のMikhail Lomtadze会長は、今回のIFCからの長期資金調達は、同行の透明性と業務運営の質の高さを証明するものであり、戦略セグメントである中小企業において同行の存在感を高めることになるだろうと述べています。
IFCは中央アジアやコーカサス地方の中小企業を投資対象とするプライベート・エクイティ・ファンドのAureos Central Asia Fundに投資したことを発表しました。IFCのこの最大10百万ドルの投資によって、同ファンドが同地域の企業家を支援し、コーポレート・ガバナンスと環境マネジメントの向上を支援することが可能となります。 Aureos Capitalによって設定されたこのファンドは、資金やアドバイザリー・サービスへのアクセスが限られているアゼルバイジャン、グルジア、カザフスタン、キルギス共和国、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンといった国々の企業を支援します。同ファンドは50百万米ドルの資金調達を完了しており、追加の50百万米ドルの資金を募っています。英国政府が保有するファンド・オブ・ファンズのCDC Group、オランダ開発金融公社(FMO)、カザフスタンの政府系開発金融機関であるKazynaも出資しています。同ファンドの投資対象は、消費財、食品加工、石油ガス関連サービス、薬品、通信、建設資材、金融サービス、物流等のセクターの中小企業です。