IFCは、インド・アンドラプラデシュ州のインフラ開発促進機関Infrastructure Corporation of Andhra Pradesh(INCAP)の首席アドバイザーとして任命されました。IFCのアドバイスと支援によってINCAPの官民パートナーシップ(PPP)プロジェクトによるインフラ開発に弾みがつき、同地域の経済発展が期待されます。INCAPとの契約では、プロジェクト開発における協力体制の確立、調達技術の支援、プロジェクト準備の円滑化が謳われています。
IFCはスリランカの中小企業向けの革新的開発プログラムを実施します。ノルウェー政府の資金支援を受けて、スリランカ南部の商工会議所5団体のメンバーを対象に、南スリランカ金融アクセス・アドバイザリーサービスプログラム(Southern Chambers Access to Finance and Advisory Services Program)が提供される予定です。IFCはこのプログラムの実施にあたり、同地域の商工会議所、中小企業、銀行の各代表者と議論を重ね、クレジットや金融サービスの利用環境の向上策や、同地域の中小企業の発展策を検討してきました。ノルウェー政府は今後3年間にわたるIFCのプロジェクトに対して、250万米ドルの資金供与を約束しています。
IFCは、Maldives National Chamber of Commerce And Industryの後援するWomen Entrepreneurs Councilと提携して、同国の手工芸品産業にフォーカスした中小企業と観光産業との連携促進に取り組みます。同国のビジネス環境の向上と中小企業の能力向上を図るIFCのイニシアチブの一部として、プロジェクト覚書を締結しました。IFCと同協議会はプロジェクト費用を共同で負担します。
Bhutan National Bankはブータンで初めてIFCのグローバル・トレード・ファイナンス・プログラムへ参加する銀行となりました。IFCは同行へ1百万米ドルの融資、開発途上国市場でのリスク保証、トレード・ファイナンスビジネスの成長のためのグローバルネットワークを提供します。グローバル・トレード・ファイナンス・プログラム(GTFP)は発展途上国の財・サービスの輸出入を支援して、世界の新興市場との貿易を促進するもので、IFCは、このプログラムを通じて新興市場における銀行リスクをカバーし、貿易金融業務の拡充に貢献しています。
IFCはインド第2位の天然ガス輸送企業のGujarat State Petronet Limitedへ、33.75億ルピーの融資と、上限で30百万米ドルの出資を行う契約を締結しました。これにより、インドのGujarat州の天然ガス輸送ネットワークの拡大を支援します。同プロジェクトにより、環境汚染物質の排出を大幅に削減し、高価な輸入燃料の代わりに天然ガスを利用することで個人や企業のエネルギー利用コストを軽減します。現在のネットワークは1,080キロメートルの規模ですが、今後3年間で800キロメートルを追加することが話し合われています。
IFCはインドの南西のKarnataka州を拠点とする統合印刷・筆記用紙メーカーのWest Coast Paper Mills Limitedへ40百万米ドルの長期融資を行います。これにより同社は近代化を図り、生産能力を拡大します。融資の一部は、パルプ製造工程から生じる主要な汚染物質を無くすために、塩素を使用しない新生産ラインの導入に使われます。
バングラデシュのExport Import Bank of Bangladesh Limited (Exim Bank)はIFCのグローバル・トレード・ファイナンス・プログラムへ参加します。IFCは同行へ上限で5百万米ドルの提供します。これはバングラデシュのイスラム銀行に対する初のファイナンスとなります。同プログラムはExim Bankに対し困難な市場でのリスク保証とグローバルネットワークを提供し、貿易金融事業の成長を支援します。
IFCはインドの製薬会社のGramules India Limitedへ融資を行う契約を締結しました。これによりGramulesは財務強化を図り、ビジネスを拡張することにより様々な所得層が医薬品を入手できるようにします。同社は15百万米ドルの投資(上限9百万米ドルの融資と上限6百万米ドルの出資)を、医薬品有効成分と顆粒化能力の拡大や最終的製剤までの垂直的統合に使います。プロジェクト完成時にGranulesはターゲット市場向けの製品を大量に供給する能力を持つこととなり、同社の競争力が高められます。
IFCはグローバル・トレード・ファイナンス・プログラムの一環としてネパールのBank of Kathmanduへ2百万米ドルのファシリティーを提供します。また、中小企業顧客へのサービスを強化するための、組織の能力向上プログラムづくりを支援します。IFCのグローバル・トレード・ファイナンス・プログラムはBank of Kathmanduに対して困難な市場でのリスク保証とトレード・ファイナンス・ビジネスを拡大させるグローバルなネットワークを提供します。
IFCは、インドのElectrotherm India Limitedが環境にやさしい電動バイクを製造し競争力を強化するために、上限25百万米ドルを融資します。このプロジェクトでインドのGujarat州の地域のひとつであるKutchへ大きな影響を与えることが期待されます。この融資で、Electrothermは電動バイク事業の拡大、誘電事業の改善、高付加価値の鉄・スチール製品の導入、30メガワットの専用発電所の建設による省エネ化を行います。
IFCは、インドで最も開発が遅れている州にあるセメントメーカーのOCL India Limitedに対し、50百万米ドルの融資を行います。これにより同社は生産能力を拡大します。OCLは、Orissa州のRajgangpurにある既存のセメント工場に、クリンカー製造能力が年間130万トンの新たなキルン設備を建設し、また同州Kapilasに年産90万トンのセメント粉砕ユニットを建設する支援を行います。
IFCの南アジア地域へのアドバイザリー・サービスを行う南アジア企業開発ファシリティーとWomen Entrepreneurs Association of Bangladeshは、同国の女性の農業者および養鶏業者を支援する契約を締結しました。同プロジェクトでは、技術や経営スキル強化のためのトレーニング・ワークショップが実施されます。また、女性企業家の事業改善を支援するためのガイダンスのセッションもあります。
IFCの南アジア企業開発ファシリティーは、バングラデシュの独立系、非営利、非政府の政策調査・実施機関であるBangladesh Center for Advanced Studiesとの間で、同機関が、自らのコンプライアンス・プログラムをより簡単に市場で利用可能にするための支援を行う契約に締結しました。これにより、バングラデシュの衣料工場が自分たちの社会・環境基準を評価し、環境改善策を導入することが可能となります。バングラデシュでは衣料品セクターが輸出の75パーセントを占め、女性が80%を占める220万人の雇用を提供しており、同国の最重要産業のひとつとなっています。今後も世界市場で競争力を維持するためには、世界的環境・社会基準の遵守は極めて重要な課題となっています。
IFCは、インドのKotak Mahindra Bank Limited が資本基盤を増強し、中小企業向け貸付と住宅ローンを増やすための支援として、15年満期の上位ティアII(Upper Tier II)の劣後債へ45百万米ドルを投資しました。IFCの投資は同行の長期資金調達源も強化します。当劣後債はインド中央銀行(Reserve Bank of India)のガイドラインの上で上位ティアIIの資本に該当します。この投資はインドの民間銀行による上位ティアの劣後債の発行としては3件目となります。