IFCはナミビアの首都ウィントフックで建設が予定されるProtea Hotel Eliakimに投資することを発表しました。投資金額は10百万米ドル。ウィントフックではより質の高い宿泊施設の需要が高まっており、新ホテルの建設はその需要に対応するためのものです。ナミビアの企業であるUnited Africa Groupがウィントフック中心部の一等地Freedom Squareに客室数124室を有する5つ星クラスのホテルを建設します。ローンの一部はランド建てとし、為替リスクを軽減するためスワップ市場を利用してローンの組成を行う予定です。United Africa GroupへのIFCの投資は1998年に次いで今回が2回目となります。
IFCはルワンダ政府と同国の資本市場強化に関する契約を締結しました。契約では、IFCはルワンダのCapital Markets Advisory Council を支援して最近発足した証券取引所の強化を図ります。具体的には、証券の発行・取引に関する法規制の整備、市場参加者に対する研修と認証プログラムの実施、ルワンダの資本市場と東アフリカの各市場とを統合する枠組みの構築を支援し、規制当局者の専門性向上と長期資金の活用に適した市場環境の構築を促進します。
IFCはナイジェリアのGeometric Powerの子会社Geometric Power Abaに投資し、ナイジェリアの電力インフラの開発を図り、同国の深刻な電力不足の解消を支援すると発表しました。プライベート・エクイティ投資家とGeometricのCEOからの追加エクイティファイナンスの他に、IFCは初期段階のエクイティとして4百万米ドルを投資する予定です。IFCは同社と共同で、IFCからの追加ファイナンスを含む国際および地元の金融業者から、追加で326百万米ドルの長期の借り入れによる資金調達を行います。プロジェクトが完成すれば、ナイジェリア南東部の工業・商業の中心地であるアバへ効率的で安定した電力供給が可能となります。プロジェクトの内容は、188メガワットのガス・オープンサイクル発電所の設計、建設、所有、運転業務のほか、不定期利用者への電力供給網や発電所へのガスパイプライン建設も含みます。Geometric Power Abaの関係会社であるAPL Electricが既存の供給網のリース、改修、運営を行います。
IFCはケニアのCommercial Bank of Africa Ltd.とストラスモア大学と提携して、大学生の学費負担の軽減を目的とした学生ローンを導入します。これにより、特に入学資格がありながら前金で授業料を払えない低中所得層の学生の負担も軽減されます。ケニアでは高等教育に対する需要が伸びており、私立大学数は1985年の3校から2008年には21校へと増大し着実に入学者数が増加しています。しかし、入学資格者の4分の1が前金で授業料を納入することができないため入学ができないでいます。 Commercial Bank of Africaは総合的なプログラムを提供する予定で、280百万ケニアシリング(4.5百万米ドル相当)のポートフォリオを組成することになっています。 ストラスモア大学はローンポートフォリオ上で予想される初期損失を補填するための資金を拠出し、IFCはその他のリスク削減を図る仕組みを提供します。
IFCはBanque Rwandaise de Développementと協力してルワンダの学校や教育サービス提供機関への貸付を支援します。こうした取り組みはルワンダでは初めてのもので、民間教育のビジネス環境の向上を支援する目的で行われます。IFCは最大26億ルワンダフラン(約4.8百万米ドル)をリスクシェアリングファシリティに投資し、それによって同行は教育ポートフォリオを70億フラン(約13百万米ドル)まで引き上げることが可能になります。またIFCは、私立学校の財務、経営、教育能力の強化を支援するほか、独立した教育サービス提供機関を発達させるための総合的なアドバイザリー・プログラムも計画中です。ルワンダでは、多くの私立学校が長期融資を利用できない状況にあるため、今回の投資により、地元の私立教育機関は長期融資を受ける機会を得て、施設の拡充や設備の購入をすることが可能になります。
IFCはプライベート・エクイティ・ファンドEvolution OneFundへの出資を発表しました。同ファンドはこれを受け、南部アフリカ地域においてクリーン技術や気候変動の抑制を図る企業へ投資する予定です。IFCから投資される最大20百万米ドルの主要投資先は南部アフリカ開発共同体加盟国の企業です。投資対象は再生可能エネルギー(埋立地ガス、太陽光、風力発電)などの気候変動関連セクターや、さらにその関連セクターである水、廃棄物管理、リサイクル、自然製品、グリーンビルディング(持続可能な建物)などです。IFCは環境関連ファンドの投資顧問であるConsensus Business Groupと共同で投資を行う予定です。
世界銀行グループは、民間セクターを動員して、サハラ以南のアフリカ地域に住む2億5千万人の人々に、電灯線を使用しない近代的な照明を提供するLighting Africa プログラムを実施中ですが、その一環としてDevelopment Marketplace Grant Competitionを主催しています。このほど400以上の応募者の中からその最終選考に残った54社が発表されました。これら54社は2008年5~8月にガーナのアクラで開催されるLighting Africa 2008で審査員の前でアイデアを発表し最終的に10~20社が選ばれ、そのアイデアの開発・導入資金として最大20万米ドルが提供されます。