開発途上国の民間セクタープロジェクトを対象とするIFCの投融資は、仲介金融機関を介して行われる場合も数多くあります。そのためIFCは幅広い金融商品を活用して様々な仲介金融機関に資金を供給しています。仲介機関を通すことによりIFCは、中小企業(SME)や小口金融の対象となる起業家を中心に、より多くの企業に長期資金を提供することが可能となります。
民間小企業が経済成長や雇用創出の主な原動力となっている地域は世界中に多数あります。しかし、極小規模、中小規模の投資は取引コストが高いため、小企業が長期資金を確保する機会を限られたものにしています。IFCは現地の金融機関や専門の金融機関と協力して、こうした企業に援助の手をさしのべています。
IFC は商業ベースで運営されています。従ってIFCの投融資は営利目的のプロジェクトだけを対象とし、その商品やサービスに対しては市場金利が適用されます。
仲介金融機関への投融資例としては以下のようなものが含まれます。
- 現地企業への転貸を目的に銀行に対してクラジットライン方式やエクイティーライン方式で資金を提供。こうした投融資を受けることで銀行は法人顧客に運転資金や投資資金を供給することが可能となります。
- インデックスファンドやカントリーファンドといったプライベート・エクイティーファンド、プライベート投資ファンドの提供。IFCはまた、ベンチャーキャピタル・ファンドにも投融資を行って、非上場会社や大手投資家の関心のない企業に資金が行き届くようにしています。
- リース会社。中小企業は高額の設備をリースするのが普通で、リース会社はSMEの育成に不可欠の存在となっています。経済規模の小さい諸国や一人当たりの所得の低い諸国では、リース業が金融セクターの発展に重要な役割を果たしています。そのためIFCは世界各地でリース産業の構築を積極的に支援しています。