中央・東ヨーロッパに最大規模の投融資を行う多国間機関、すなわち、欧州復興開発銀行(EBRD)、欧州投資銀行(EIB)グループ、そしてIFCをはじめとする世界銀行グループは、2009年3月、この地域の銀行セクターへの支援と世界的な経済危機にあえぐ企業への貸付資金の供給を目的に最高245億ユーロの拠出を約束しました。
このイニシアティブは、各国による危機対策を補完するもので、民間銀行による実体経済への貸付、中でも中小企業に対する貸付を支援するために、大規模な援助資金を国際金融機関の協調によって迅速に供給しようというものです。こうした援助資金には、株式投資、融資、クレジット・ラインのほか、政治的リスクの保証などが含まれます。
この2ヵ年計画の下で、世銀グループはおよそ75億ユーロの支援を行う予定です。
- IFCは、銀行、インフラ、貿易といったセクターでの危機対策イニシアティブと、従来の投融資、アドバイザリー・サービスを通じて、最高20億ユーロを拠出する予定です。
- 国際復興開発銀行(IBRD)は、2009~10年にかけ、ヨーロッパ・中央アジア向け貸付を最高160億ユーロ増額する方針です。そのうち35億ユーロは欧州新興市場の銀行セクター問題に取り組むために利用される予定です。
- 多数国間投資保証機関(MIGA)は、銀行への貸付に対し、最高20億ユーロの政治的リスクの保証能力を提供する予定です(現在、理事会の承認待ち)。